2026年03月23日
岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の福田宏准教授、東京大学大学院理学研究科の澤田直人特任研究員、獨協医科大学大学院医学研究科の桐木雅史講師の共同研究グループは、沖縄県西表島の山中にある滝で未知の巻貝類を発見し、ミヤイリガイ(カタヤマガイ)の新亜種であることを突き止めて、Oncomelania hupensis iriomotensis Fukuda & Sawada in Sawada, Kirinoki & Fukuda, 2026 イリオモテミヤイリガイとして正式に記載しました。
本州・九州のミヤイリガイは日本住血吸虫の中間宿主であり、人体に甚大な被害を与えてきましたが、今回の新亜種に対して感染実験を行い、産地の環境DNAも解析したところ、感染リスクを示すデータは得られませんでした。しかし、潜在的なリスクの評価には引き続き研究が必要です。
ミヤイリガイは水田周辺など低地に産出しますが、新亜種は滝の周囲に限定される点が大きく異なります。分布範囲は著しく狭いため絶滅が危惧され、保全措置が求められます。
これらの研究成果は2月11日、米国の軟体動物学専門誌「Malacologia」に掲載されました。
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