2026年08月21日
東京大学大学院総合文化研究科の松村健太郎助教、東京情報大学の田中啓介准教授、玉川大学の佐々木謙教授、東京農業大学の下村健司教授、岡山大学の宮竹貴久教授らの研究グループは、昆虫の運動活性に対する人為選抜が、寿命や繁殖だけでなく、数千個の遺伝子の発現パターンにまで影響を及ぼすことを明らかにしました。
運動活性の高い系統では寿命が短く、卵の孵化率にも違いが認められ、さらにトランスクリプトーム解析によって代謝や細胞機能に関わる遺伝子群の発現変化が確認されました。
これまで「行動と寿命は連動して進化する」とする仮説は主に理論や表現型レベルに基づいて議論されてきましたが、本研究は人為選抜実験と網羅的な遺伝子発現解析を組み合わせることで、その分子基盤を実験的に示しました。
本成果は、動物の行動や生活史の関係がどのような仕組みで進化するのかを理解するための重要な手掛かりとなることが期待されます。

本研究の背景と調査内容
詳細は下記URLをご覧ください。
参照リンク
太く短い生涯か細く長い生涯かは運動活性次第―昆虫におけるpace-of-lifeシンドロームとその分子基盤を解明― – 国立大学法人 岡山大学
